福祉タクシーの現場で日々搬送を行っていると、
「誤嚥性肺炎で入院になった」というお話を頻繁に耳にします。
高齢者の方にとって身近でありながら、
実は予防できる可能性も高い病気です。
この記事では、現場で感じるリアルな視点から
誤嚥性肺炎の原因・予防・対策について分かりやすく解説します。
【① 誤嚥性肺炎とは?】
誤嚥性肺炎とは、
食べ物や唾液、胃の内容物などが誤って気管に入り、
肺で炎症を起こす病気です。
特に高齢者や嚥下機能(飲み込む力)が低下している方に多く見られます。
【② なぜ起こるのか?(原因)】
主な原因は以下の通りです👇
・飲み込む力の低下(嚥下機能低下)
・咳反射の低下(むせにくくなる)
・口腔内の細菌増加
・寝たきりや姿勢不良
・脳梗塞後や認知症の影響
👉ポイント
「むせない=安全」ではなく、
**気づかないうちに誤嚥している(不顕性誤嚥)**ケースが多いです。
【③ 搬送現場でよく見るケース】
実際の現場ではこんなケースが多いです👇
・食事後に体調悪化し、そのまま入院
・数日前から元気がなく、気づいたら肺炎
・軽い発熱や咳から始まる
・「最近食事量が減った」という前兆
👉現場感覚として
“突然ではなく、じわじわ悪化する”のが特徴です。
【④ 予防のポイント】
日常でできる予防がとても重要です👇
■ 食事時の工夫
・しっかり座って食べる(姿勢が最重要)
・ゆっくり食べる
・一口量を少なくする
■ 口腔ケア
・毎日の歯磨き
・舌や口の中を清潔に保つ
👉口の中の細菌が肺炎の原因になります
■ 体の状態維持
・適度な運動
・嚥下体操(口の体操)
・水分摂取
【⑤ 搬送時に気をつけていること】
福祉タクシーとして意識しているポイント👇
・食後すぐの移動は注意する
・姿勢を安定させる(リクライニング角度調整)
・むせやすい方への声かけ
・体調変化の観察(顔色・呼吸)
👉小さな変化を見逃さないことが大切です
【⑥ こんな症状は要注意】
以下が見られたら早めの受診をおすすめします👇
・食事中によくむせる
・微熱が続く
・痰が増える
・元気がない・食欲低下
・声がガラガラになる
【まとめ】
誤嚥性肺炎は、高齢者にとって非常に身近な病気ですが、
日常のちょっとした工夫で予防できる可能性があります。
福祉タクシーの現場でも、
「もっと早く気づけたかもしれない」と感じる場面が多くあります。
日々のケアとちょっとした意識が、
大きな予防につながります。

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